高速バス"はかた号"に乗ってきた

今まで実家(福岡)に帰省する際、いろいろな交通手段を使って帰る方法を試してきた。

(飛行機・フェリー・下道で車・高速で車・鈍行列車・寝台列車・新幹線など)

 

今回は高速バスで帰ったのだが、面白かったので記事として残しておく。

 

 

 

乗ったのは福岡~東京線の西鉄の高速バス「はかた号」である。

2019年現在、全国の高速バスの中では距離・時間が

福岡~東京間をつなぐオリオンバス(1118km・15時間50分)に続き、二番目に長い高速バス(1097km・14時間17分)といったもの。

 

地元の友人で高速バスを使って東京まで来たことがあるという数人から高速バスについて話を聞いたところ賛否両論なので興味があった。

今回いいタイミングだったので自分の目で確かめようと思い、乗ってみた。

 

 

西鉄天神高速バスターミナル駅からの出発。

 

乗るのは9月17日19時発 東京(新宿)行。到着予定は9月18日9時19分。

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ターミナルに出発予定時刻よりちょっと早く到着して待っていた。

宮崎方面や熊本方面行きのホームは混雑していたが(下の写真)

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一向に人が来る気配がなかった東京行きのホーム。

結局、私以外に数人の学生やサラリーマン、老人が並んだだけで混雑することはなかった。

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定刻よりも数分遅れてバスが到着。

これがはかた号

思っていたよりもかなり外装・内装ともに綺麗だった。

 

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乗って座席についてみると、意外と快適といった感想。

足元は広々。横三列シートでお隣さんとは通路を挟むのでそれなりにパーソナルスペースは確保される。

シートも本革シートでふかふか。

 

半日もバスに乗ることになるということで色々と心配はあったが、この座席の感じだと多分大丈夫じゃないかなと安心した。

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 そして、出発。

 

 周りを見渡してみると、車内無料Wifiがあったのでタブレットで映画を見ている人や漫画や本を読んでいる人、仕事でパソコンをずっと触っている人、外を眺めている人などいろいろなことをしている人がいた。

 

乗客の大体が学生か老人で、一部サラリーマンや主婦の人がいたという感じだった。

 

 

お値段は通常シートで1万2千円弱だった。

同じ時期の飛行機が格安LCC等を使えば約1万円だということを考えると、高速バスは費用・所要時間の面で全くメリットがない。

わざわざ高速バスを使って福岡東京間の移動をするメリットについて考えてみたが、特にはない。

 

多分、そんなこともあって乗客は時間があってゆっくり移動したい老人の方や急な移動が決定して飛行機が取れなかった人、旅好きの人などといった感じなのかなと考えた。

 

サラリーマンの人は…多分、一泊のホテル代+飛行機代を会社から交通費としてもらったりしているところを節約として高速バス代だけにしているとかそんなところかな?

 

 

そんなことを考えていたりしたら、あっという間に最初の休憩地点である山口県の「鹿野SA」に到着。

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SAではお店が閉まっていて買い物等はできなかったのでトイレ休憩のみだったのだが、他の乗客の人達が結構はしゃいでて面白かった。(写真2枚目)

 

15分くらい休憩したらまた出発。

 

このときの時刻が22時過ぎくらい。

出発する前に運転手さんがそれぞれの席にセパレートのようにカーテンを引いて席は個室になった。

そしてしばらく走って22時15分くらいになったころに消灯。

 

寝られるか心配であったがバスに備え付けであった蒸気アイマスクをつけて目を閉じたら、一瞬で眠りについた。

 

 

 

 

 

最後の休憩地点「静岡SA」に到着のアナウンスで目が覚めた。

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 ここも朝早すぎる時間(朝7時過ぎ)でSA内のお店は空いていなかったのでトイレ休憩のみ。

 

 トイレを済ませて顔を洗って再び出発。

富士山を横目に東名高速道路を走って、ちょっと隣に席のおじさんとお話したりしていたら休憩から約3時間で新宿バスタに到着した。

 

思っていたよりあっけなく到着したので「え?もう到着!?」といった感じだった笑

 

 

 

結局到着したのが午前10時ぴったり。約15時間の高速バス旅(?)だった。

 

私としては結構楽しかった。また乗りたいかなと思えるほど。

 

普段がなにかと忙しすぎてゆっくりとした時間が取れないが、バス内なら特にやることもないので色々面倒くさいことから解放されてリラックスできた。

普段暇している人はさておき、忙しくて疲れている人にこそおすすめしたいかなと思った。